新型コロナウイルスへの対応およびリソース
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は私たち全員に影響を及ぼしています。他の方々も述べているように、この危機にあって、人類の敵は存在しません。一人の誰か、どこかの国によってもたらされたものではありません。共通する人間性とは、すべての私たちが幸福と健康を望み、それに値することを意味します。相互依存性とは、私たちの誰か一人に与える影響は、すべての私たちに影響を与えることを意味します。
こうした状況においてこそ、私たちは、SEEラーニングのプログラムを通して学ぶスキルをいかして、気持ちを落ち着かせ、心と身体のバランスを取り、自分自身や他者へのコンパッションを育むことが求められています。
私たちの取り組み
蔓延を遅らせる
SEE Learning は、推奨される社会的距離を維持することで、ウイルスの蔓延を防ぐために積極的に取り組んでいます。この取り組みの一環として、以下の一時的な変更を実施することを決定いたしました。今後も状況を把握し、必要に応じて対応を追加または変更していく予定です。
すべてのスタッフはリモートワークで業務を行っています。エモリー大学の観想科学とコンパッションに基づく倫理のためのセンター(Center for Contemplative Science and Compassion-Based Ethics)の全スタッフとともに、私たちは全員リモートワークに移行しました。状況は常に変化しているため、メールへの返信に通常よりも時間がかかってしまうことがあります。お急ぎの場合は、メールの件名にその旨をご記入ください。
また、予定されていた「教育者の準備を整えるためのワークショップ」も8月まで延期しました。 また、今後のワークショップについては、オンライン / バーチャル形式での開催も検討しています。現時点では今後の「ファシリテーター認定コース」もオンラインで開催する予定です。
私たちが提供するもの
コース
SEE Learningは、教育者の準備を整えるためのオンラインコースを提供しています。詳しくはこちらをご覧ください。
リソース
SEE Learningは、子どもや青少年、親、介護者、そして教育者が人生で立ちはだかる課題を乗り越えられるよう、それぞれの能力を活かし、またそれを強化するためのコンテンツを新しい方法で共有すべく積極的に取り組んでいます。私たちが提供している内容についての詳細はこちらをご覧ください。また、最新情報を受け取るにはニュースレターの購読がおすすめです。ウェビナーに関連するリソースは、各ウェビナーの下に貼付されたリンクからアクセスできます。
SEE Learningの単独で使用できるリソース
カリキュラムと組み合わせても、単独でも使用できる 新たな教材を提供しています。ご自宅またはリモートラーニングで使用できるこれらのワークシートは、言語の読解レベルを8歳水準に保ち、どなたでもご使用いただけるようにしています。また、より多くの方の目に留まるよう、SNSに投稿できるグラフィックスも作成しました。 単独で使用できるすべての教材は、 SNSおよび この特設の「リソース」 ページ で随時公開されます。
SEE Learningプレイブック:
SEE Learningプレイブックには、ご自宅を含めたあらゆる環境で使用できる1分間の短い実践動画が含まれています。SEE Learningプレイブックのカタログ(PDF版)もあります。
すべての実践動画は、こちらでダウンロードできます:
- 1分でできるリソーシング
- 1分でできるグラウンディング
- 1分でできる即効ヘルプ
- 1分でできるマインドフルネスをもたらす呼吸法
- 1分でできる心の観察
- 1分でできるセルフ・コンパッション
- 1分でできるコンパッションの実践
- 1分でできる対立解決
SEE Learningウェビナーシリーズ:
世界中のSEE Learningコミュニティを維持し、このコミュニティに貢献できるよう、ウェビナーシリーズを開始しました。最初の2つのウェビナーは、Trauma Resource Instituteと共催しました。
ウェビナー
ウェビナー1:「在宅教育環境でのレジリエンスとコンパッションの育成」/ 講師:エレイン・ミラー-カラス (Elaine Miller-Karas) 氏(Trauma Resource Institute)およびジェニファー・ノックス(Jennifer Knox)氏(Woodward Academy)
2020年3月26日(木)
ウェビナーの視聴方法:
このウェビナーで言及されているスライドおよびその他のリソース:
ウェビナー2:「在宅教育環境でのレジリエンスとコンパッションの育成:質疑応答、スキルの実践、体験アクティビティのためのフォローアップウェビナー」/ 講師:エレイン・ミラー-カラス (Elaine Miller-Karas) 氏(Trauma Resource Institute)およびジェニファー・ノックス(Jennifer Knox)氏(Woodward Academy)
2020年4月9日(木)
ウェビナーの視聴方法:
このウェビナーで言及されているスライドおよびその他のリソース:
「極めて関連性の高いコンテンツ」
「今までで最高のウェビナーでした。短期間で多くの素晴らしいコンテンツを視聴することができ、しかも、スピーカーの声で説明と実践を聞くだけで、とても癒され、心が落ち着きました。驚きの一言です!」
「在宅教育環境でのレジリエンスとコンパッションの育成」をテーマとした最初の2つのウェビナーには1700人以上が登録しました。SEE LearningとTrauma Resource Instituteが共催したこのウェビナーでは、家庭環境でSEE Learningとコミュニティ・レジリエンス・モデル(CRM)のスキルを活用して、教育者、子どもや青少年、介護者のレジリエンスを強化する方法に焦点が当てられました。
ご協力ください
リソースを共有する
私たちが極めて有用で関連性の高いコンテンツを開発できるよう、 ご自身の役に立つもの、既に活用中で役立っているリソースについて、3問の簡単なアンケート調査にご協力ください。これにより、 SEE Learning コミュニティの他の教育者とご自身の経験やリソースを共有することができます。
健康的な習慣を実践する
コロナ禍でご自身の安全と健康を保つことは、他の人の健康とウェルビーイングを守る強力な思いやりの行為です。あらゆる病気の蔓延を防ぐための日常の予防策に関して、WHO または国や地域の公衆衛生当局が推奨する習慣を実践することを強くおすすめします。WHOが推奨する健康的な習慣は こちらでご覧いただけます
ダライ・ラマ法王からの特別なメッセージ
新型コロナウイルスの感染拡大に関するダライ・ラマ法王からの特別メッセージの中で、法王は、コミュニティ内の弱い立場にある人々への思いやりを発揮するために可能な限りのすべてのことを行うようすべての人に訴え、次のようなアドバイスを提供しています。
「健康やウェルビーイングに対する脅威に直面して、不安や恐怖を感じるのは自然なことです。しかし、私は、目前にある問題について考えるにあたり、次の賢明なアドバイスに大きな慰めを感じています: 『何かできることがあるならば—心配を手放して、できることを実行しましょう。何もできることがないのであれば、これ以上心配しても意味がありません』」
ダライ・ラマ法王からのメッセージ全文はこちらからご覧いただけます
新型コロナウイルス(COVID-19)への対応に関するSee Learningニュースレター