SEE Learningの各種コース

観想科学とコンパッションに基づく倫理のためのセンター(Center for Contemplative Science and Compassion-Based Ethics)は、無料で提供される自主コースSEE 101をはじめ、教育者がSEE Learningを教室で実践できるよう準備を整えるためのさまざまなコースオプションを提供しています。

SEE 101を受講すると、教育者がそれぞれの教室でSEE Learningで提供されるリソースを使用し、カリキュラムに基づいて指導することを許可する証明書が発行されます。

貴校や貴組織が、複数のクラスでSEE Learningを導入するなど、より広範囲にSEE Learningを実施したい場合、または他の学校や環境にSEE Learningを導入したい場合は、エモリー大学またはSEE Learning日本支部に連絡して、サポート付きのSEE Learningカリキュラムにお申し込みください。提供されるコースリストについては、以下をご覧ください。

SEE 101は、ご自身が担当している青少年に社会的、情動的、倫理的な(SEE)学習を提供するための第一歩です。このオリエンテーションコースでは、SEE Learningプログラムの概要について説明します。SEE 101は7つのモジュールで構成されています。各モジュールでは、SEE Learningカリキュラムを教室に導入するために重要となる主要コンポーネントを紹介していきます。

7つのモジュール:

  1. イントロダクション:SEE 101へようこそ
  2. 生徒をエンパワーする
  3. 気づき、コンパッション、関わりについて理解を深める
  4. カリキュラムを理解する
  5. 生徒の内なる能力を育む
  6. 自分の内なる能力を育む
  7. まとめ:SEE Learningの旅を始める

SEE 101を始めるには、 登録 または ログインしてください。

全コースリスト

以下は、教育者がSEE Learningを実践できるよう準備をするために利用できるオンラインコースです。

  • 「SEE 101」(オンライン、自主コース)
    • 形式:オンラインの自主コース。平均所要時間は3~5時間です。
    • 目的:個人的に、または全校挙げての取り組みの一環として、SEE Learningカリキュラムを使用することに関心のある教育者を対象に、SEE Learningについて一般的な説明を行います。SEE101を受講すると、すべてのカリキュラムが利用可能となり、教育者が教室で本カリキュラムを使用することが許可されます。SEE Learningを大規模に導入している学校では、追加の準備とサポートが必要な場合があります。
    • 前提条件:なし
    • 費用:なし
    • 定員:無制限
    • 対象者:幼稚園から高校のいずれかの教育機関で指導に当たる教育者および一般的な関心を持つ個人

 

  • 「SEE Learningとは(Taste of SEE Learning)」(オンライン)
    • これは、SEE LearningファシリテーターがZoomで開催する2時間、1回限りのライブセッションです。この1回限りのセッションでは、SEE Learningのフレームワークとプログラムの概要を、体験コンテンツを少し紹介しながら説明します。
    • 前提条件:本コースを受講するには、SEE 101を受講済みである必要があります。主催者はエモリー大学(seelearning@emory.edu)に、または、お住まいの地域のSEE Learning支部までお問い合わせください。
    • 定員:50~150人
    • 対象者:幼稚園から高校のいずれかの教育機関で指導に当たる教育者および一般的な関心を持つ個人
    • 費用:空席があれば、すでにスケジュールされたセッションへの参加は無料です。それ以外の場合、このコースの開催を希望する組織にかかる標準料金は1250米ドルとなっています。この料金は、特定の状況下で割引される場合があります。

 

  • 「SEE ラーニング入門(Getting Started with SEE Learning)」(オンライン)
    • これは教育者の準備に役立つワークショップで、各2時間のセッション3回で構成されます。各セッションは数週間空けて、Zoomで開催されます。このコースを受講することにより、教育者がカリキュラムの1章および2章の内容を教える準備が整います。1章および2章は13セッションで構成され、通常、教えるのに3か月ほどかかります。
    • 前提条件:本コースを受講するには、SEE 101を受講済みである必要があります。主催者はエモリー大学(seelearning@emory.edu)に、または、お住まいの地域のSEE Learning支部までお問い合わせください。
    • 定員:30~100人
    • 対象者:SEE Learningを導入する幼稚園から高校のいずれかの教育機関で指導に当たる教育者。SEE Learningを学び、実践したい方。
    • 費用:1回3000円Otherwise, $3750 USD is the standard fee for organizations wishing to host this course. この料金は、特定の状況下で割引される場合があります。

 

  • 「教育者の準備を整えるためのワークショップ(Educator Preparation Workshop)」(対面)
    • これは、対面式トレーニングに向けて教育者の準備を整えるために丸2~3日間(1日あたり7~8 時間)) で行われる標準的ワークショップで、ライブおよび対面で開催されます。教育者がSEE Learningカリキュラムを教える準備を整え、学校や組織がしっかりとサポートを受けてSEE Learningに取り組めるようにするためのものです。*日本では、2024年3月に教育者向けの対面式トレーニングが予定されています。
    • 前提条件:本コースを受講するには、SEE 101を受講済みである必要があります。主催者はエモリー大学(seelearning@emory.edu)に、または、お住まいの地域のSEE Learning支部までお問い合わせください。
    • 定員:50~120人
    • 対象者:SEE Learningを導入する幼稚園から高校のいずれかの教育機関で指導に当たる教育者。SEE Learningを学び、実践したい方。
    • 費用:20,000円その他の料金が適用される場合があります。

 

  • 「継続的な導入サポート(Ongoing Implementation Support)」
    • 形式:Zoomを介してライブで開催される1~2時間の個別セッション。
    • 目的:SEE Learningの導入を進める学校に追加トレーニングおよび導入のためのサポートを提供すること。
    • 前提条件:本コースを受講するには、「SEE ラーニング入門(Getting Started with SEE Learning)」を受講済みである必要があります。SEEラーニングジャパンとの間に正式な合意、契約を締結している必要があります。
    • 定員:導入チームまたは導入に関わるすべての教師
    • 対象者:SEE Learningを導入する幼稚園から高校のいずれかの教育機関で指導に当たる教育者 / SEL導入チーム
    • 費用:料金が適用される場合があります。

 

  • 「SEE Learningコミュニティウェビナー(SEE Learning Community Webinars)」(オンライン)
    • これは、カリキュラムの各チャプターについて、コミュニティの中で継続的に理解を深めていくことを目的としており、トピックに焦点を当て、Zoomを介してライブで定期的に開催される90分間のセッションです。
    • 前提条件: なし
    • 定員:無制限
    • 対象者:関心のある人SEE Learningに関連する事前の経験は必要ありません。
    • 費用:なし

 

  • 「ファシリテーター認定コース(Facilitator Certification Course):レベル1」
    • SEE Learningファシリテーター認定コースは、オンラインで提供される9~12か月のコースで、年1回開催されます。海外支部と連携してSEE Learningのワークショップを提供し、その地域におけるSEE Learningの導入をサポートする認定ファシリテーターとして活動できるよう、SEE Learningの海外支部から推薦された個人をサポートします。これにより、このコースを受講する人は、SEE Learningのファシリテーションスキルを練習、習得し、フィードバックを受け取ることができます。SEE Learningへの理解を深め、スキルを向上しようとする参加者に、安全でサポート体制の整った学習環境を提供します。
    • 前提条件:
      • 本コースを受講するには、「教育者の準備を整えるためのワークショップ(Educator Preparation Workshop)」を受講済みである必要があります
      • SEE Learning海外支部による推薦
      • SEE Learningにおける1年間の関わり(例:教室でSEE Learningを教えた経験がある)。
      • 教育、教師のトレーニング、観想の実践、またはその他の関連分野での経験。英語で積極的にディスカッションに参加し、課題エッセイ等に取り組むレベルの英語力。
      • 申込用紙
    • 定員:年間120~160人
    • 対象者:SEE Learning海外支部と連携して教育者に「SEE Learning教育者になるための研修ワークショップ」を提供できる立場にある個人
    • 費用:参加費は無料ですが、参加者は海外支部から推薦を受けている必要があります。

          受講者の声: 

「少人数グループでのミーティングは、ワクワクする経験でした。グループの人たちのアイデアや質問にとても刺激を受けました。私はアクティビティのリーダー役を務めましたが、優れた対人関係スキルを持ち、互いに思いやりを持って接することができるこのグループでは、リーダー役など場違いで、不要だと思われるのではないかと心配でした。また、このアクティビティは状況によっては役立つかもしれませんが、この状況では不要かもしれないとも思いました。でも、私は間違っていました。予見できない状況や心配事について、率直に話し合いました。また、議論のトピックに関連するものでない限り、話し合いの途中にメールやテキストを眺めたり、タブを開いたり、請求書の支払いやメールの返信などの雑務を行ったりせず、話し合いに積極的に参加することについても話し合いました。グループでの合意形成は極めて有効なものでした。このことについてグループで話し合ったので、ミーティングの話し合いに積極的に参加することができました。グループには私のベストを提供でき、私自身もこの経験からより多くのものを得ることができるでしょう。グループでの合意形成には、本当に、驚くべき力があります」
-ケリー・ヒギンズ氏

「私たちは互いに似たような経験をしており、そのことをとても興味深いと感じました。ブレイクアウトタイムで、優しさを実感した体験談について話し合うことになったとき、最初に話し始めたのは私でした。私は、ある人に大きく支えられたのに、その人と二度と話す機会がなかったときの体験について話しました。支えてくれた人は、まるで、このために私の人生に現れたような気すらしました。そうしたら、私のブレイクアウトパートナーも同じような体験をしていたのです。私は、ちょっとした親切から出る行為がどれほど人生に深い影響を与えているかを認識しました。よく考えてみると、親切な行為に対して、何らかの恩返しをしたときよりも、恩返しをする機会がなかったときのほうが多いことに気づいたのです。このことがきっかけで、私も優しさを発揮できるようになりました。優しさはとても強力です」
-ティモシー・オニャンゴ氏